ピアノ日記

父と小4娘の、ド素人ピアノ日記

発達障害の疑いと、そうじゃなかった話

娘が2歳くらいの頃、妻が「娘は発達障害なんじゃないか」と、よく不安がっていました。

自閉症傾向の子に多く見られるという、

逆さバイバイ(手の甲を相手に向けてバイバイの仕草をする)」とか、
つま先立ち歩き」とか、
エコラリア(オウム返しや同じフレーズを言う事が多い)」

という動作が多く、色々な本を読んだりして自閉症に間違いない、と。

 

自分からすると、普通に笑うし、この歳の子はこんなものでは?と思っていましたが・・・。

で、病院で発達の検査をするも、「2歳だとまだ分かりませんが、グレーということで。3歳になったらまた検査を受けてください」とのこと。

心の診療所にも通いつつ、月に1回、療育を受けていました。

 

そんな事もあり、割と自閉症発達障害については本を読んだり、先生に話を聞いて、詳しくなりました。仕事でもたまたま不登校の子に対する取り組みに関わり、教育委員会の方や、フリースクール適応指導教室(教育支援センター)の子供やスタッフさんにインタビューする機会があり、そこで役に立ったりもしました(ちなみに自身も中学3年間、不登校でした)。

 

娘はというと、幼稚園では、教室から脱走して園庭で勝手に遊んでいるようでしたが、それは発達障害じゃなくて幼稚園の集団生活がつまらないだけでしょ、と思っていました。妻は発達障害のせいだと思っていたようですが・・・。自分も集団生活は嫌いだし、子供の頃に幼稚園から脱走した前科があるようで、自分に似てるんだなー、とよく思います。

結局、途中で幼稚園の教育方針が変わり、子供の自主性を尊重するとかで、外に出て行ってもOK、となったようですが・・・(その頃にはもう、勝手に出たらいけない事は理解していた)。

 

そんなこんなで、3歳検診は、平均よりちょっと上の成績。

で、結果が出た後も、だらだらと心の診療所に通っていたのですが、診察してくれた院長先生から「とりあえず経過観察は終わりにしましょう。受け答えもしっかりしているし、(4歳2ヶ月だけど)小学校低学年くらいの知能があると思うので、近くの大学付属小学校でも受けてみたらどうでしょう?」

と言われました・・・。公立に行く気マンマンだったので、今更お受験とか言われても逆に困るのですが・・・。どうしましょ。

 

周りとレベル差があると、子にはあんまりよくないとか、知的好奇心が強いのでピアノみたいな習い事をお勧めしますとか(もうやってる)、そんな話をされました。

娘を自慢するわけでは無いのですが
「頭が良いから、逆に育てづらい部分もありますけどね」と言われたりもしました。
確かに最近、口答えが上手くて困ります・・・。

 

ということで、がっつり自閉傾向な動作があっても、3〜4歳くらいまでは分からないものですね。まあ、仮に発達障害であったとしてもそれは個性なので、社会側に多様性を受け入れられる包容力があれば、全く問題ないと思っています。不登校の子もみんな普通の子で良い子でしたし、まだまだ社会側が変な色メガネをかけて見ているだけだなー、とよく感じます。

もっと生きやすい社会が広がっていくとよいですね。