ピアノ日記

父と小4娘の、ド素人ピアノ日記

子供にダイバーシティをどう教えるべきか

ダイバーがいっぱい住んでいる街、ダイバーシティ・・・ではなく。

親父ギャグはほどほどにしないと、子供が幼稚園で真似してエラいことになるので注意しないと・・・(クラスで「今何時?」「親父〜」が娘発信で流行ってしまった前科あり)

 

さて、「多様性」の事を英語でDiversity(ダイバーシティ)といいます。
最近はカタカナ語としても市民権を得てきましたね。

 

多様性。島国根性の染み付いた日本人にはピンと来ない感覚ですが、
ここでは「相手の個性を認め、受け入れ、尊重できる姿勢」と表現したいと思います。

 

そう、日本人の「個性的」という表現は、若干悪いニュアンスが含まれがちです。平均的な、日本人的な考え方は、みんなと同じ事が良い事。大企業に就職しろ、結婚しろ、子供を産め、家を買え。

よく、スーツを来た大量のサラリーマンが、満員電車で寿司詰めになっている姿を海外から揶揄されたりしますよね。日本人はみんなと同じが大好き。

 

ところが今はYoutuberになりたい子供が多いように、「好きなことで生きていく」というコンセプトが刺さる時代です。「みんなと同じ」ではなく、「自分の好きな事に熱中している姿」こそが、格好いい時代、に変わりつつあります。

 

「アレを持ってなきゃダサい」「これが出来ないとハズい」「みんなと違うことは悪」みたいな考えが日本では自動的に教え込まれがちですが、一方で多民族国家では「人と違うことは良いこと、それぞれの個性・価値観をはっきりと示せること」が大切になります。

タレントでも、何かの分野で突き抜けている、ある意味オタクな人が重宝されますよね。ギョギョギョ〜!って言っていても許される世界。というか、それが出来る事こそが価値のある世界。

こういう理解のされ方が、もっと一般にも広まると良いなと思っています。

 

例えば、あなたは飲み会が大好きだとしましょう。
いつも飲み会に来ない人の事を「ノリの悪い奴」と思うのか、それとも「騒がしい場所は嫌いな人なのだ」と相手の個性を尊重できるのか。

 

逆にあなたが飲み会が嫌いであれば、飲み会好きの人を「アルコールの中毒性に負けてはしゃいでいて、うるさい奴ら」と思うのか、「みんなで賑わうことで充電になる人たちなのだ」と思えるのか。

 

相手の個性を尊重するし、自分自身の個性も肯定し、卑下しない。人は人で、比較しない。こういった考え方を誰もができるようになれば、もっと幸せな世界になるんじゃないかなーと思っています。

 

で、それを子育てにも応用したい・・・と頭では分かっていても、娘が"普通"と違う行動をとっていると、ついつい修正したくなるのが親心。

一人でもくもくと打ち込む事が好きな子だ、と分かってはいても、「今日は幼稚園で一人で遊んだ」と聞くと、ついつい「他の子と遊んでみたら?」なんて言ってしまう、口うるさい親になりがち・・・。

 

子供がどんな道を選んでも、許容できる包容力を持ちたいものですね。まだまだ親として精進しないといけません。